二川氏の眼

バイヤー的名著探訪#005「日本の民家」 撮影は雑誌「GA」でお馴染みの二川幸夫氏、解説は民家研究の権威伊藤ていじ氏と最強コンビ。二川氏の写真家デビュー作品です。とにかく写真が良い。若かりし日の二川氏の眼を体感した気分がしました。ちなみにこの本は…

2000年前の教科書

バイヤー的名著探訪#004「ウィトルーウィウス 建築書」 紀元前一世紀に著された、現存する最古の建築書です。学生の頃、論文執筆に際してずいぶんお世話になったこの教科書ですが、ギリシア・ローマ建築のオーダー(意匠的形式)のプロポーションについてな…

ロンシャンの教会の壁はレンガ積

バイヤー的名著探訪#003 「ル・コルビュジェ全集 全8巻(洋書)」 20世紀の巨匠 ル・コルビュジェによる自作自演のポートフォリオです。巨匠の自己PRっぷりは英語の苦手な私にはあまり解りませんが、アンビルドのプロジェクトを含め多くの写真や図版は見て…

インテリを凌駕する力

バイヤー的名著探訪#002 「シェルター」 著者は正規の建築教育を受けた人間ではないようだ。「セルフビルド」の観点から興味の赴くまま、あらゆる事象の写真・図版・随筆を集めた本である。建築から、デザイン・プランニング・エンジニアリング・テクノロジ…

古今東西珠玉の名建築

バイヤー的名著探訪#001 このコーナーは、古書のバイヤーでもあるヨネオカコウムが、蔵書の自慢をするコーナーです。 日々収集した著書について独断と偏見により生意気なコメントをします。記念すべき第1回は・・・ 「日本建築史/西洋建築史/東洋建築史/…